・せいけんものがたり

▼おとぎ話の本だ。


 

昔々、平和に日々を過ごしていた、なんの変哲もない村がありました。
 
しかしある日突然、悪い獣たちが空を裂いて現れます。
獣たちは村を襲い、人々は恐怖の渦に巻き込まれました。
村の人々は協力して彼らと戦いましたが、獣たちはとても強く、まったく歯が立ちません。
 
そんな時、ある一匹の聖なる戌が、剣を携え現れます。
まるで宝石のような澄んだ水色の蒼き姿に、人々だけでなく獣たちまでも目を奪われました。
 
聖なる戌はすさまじい強さでした。
村人たちが苦戦していた獣たちを、ものすごい勢いでばっさばっさと薙ぎ倒していき、あっという間におそわれていた村々を救ってしまったのです。
 
村人たちは聖なる戌にお礼をしようとしました。
しかし聖なる戌は、
「この後は暗き森の魔女を頼れ」
と一言だけ言い残し、すぐにどこかへ去ってしまったのでした。
 
暗き森は、村のすぐそばにある魔女が住んでいる森です。
しかし魔女は恐ろしく危険であると、あまり良い噂は無く誰も近寄らないようにしていました。
 
しかし村の人々が聖なる戌の言いつけに従い魔女に会いに行くと、魔女は噂と違いとても穏やかな人物で、快く彼らに協力をしてくれたのでした。
 
こうして、村の人々は魔女と友好な関係を持ち、その関係は先の未来までずっとながくながく続きます。
村には再び、平和が訪れたのでした。