
一人称:私
性別:♀
みんなのアイドル”トゥウィンクル・スピカ”。
幅広いジャンルの歌と踊り、そして愛嬌の良さから現在人気上昇中のアイドル。自身の町だけでなく周囲の街などにも赴いて活動をしている。
さっぱり気持ちの良い性格なため周りが釣られて現場の指揮もとても上がるため、彼女の周りの人々は皆笑顔が絶えないという。
▼会話する
「はーい!私スピカ!よろしくね!」
「大変なこともあるけど、キラキラしてる私を見て皆んなが喜んでくれることが一番大好き!」
「エディー?とっても頼れる私のマネージャーだけど、やっぱりあの中……気になるなー!」
■Story
きらめき一等星
明るく元気で可愛い。歌も上手でダンスも得意。優しくて手先も器用。
スピカは生まれながらにしてアイドルだった。
他人から見れば。
スピカ自身は、そうではなかった。
というのも彼女は元々、自分を含めた物事への興味関心が薄い方だった。歌もダンスも昔踊り子だった母の影響でなんとなくやっていただけで、もちろん目立ちたがり屋という事もない。
そつなく出来る割に将来の夢などは持ち合わせておらず、これといってやりたい事も無い。
スピカの周囲の人々は彼女を羨ましがっていたが、むしろ逆である。スピカの方が、何かに熱中していたり好きな事を持っている周りの人たちを、常に羨ましがっていた。
「だって君、歌も歌えるダンスも出来る。すごく明るくて元気だし、何より可愛いんだから。もうアイドルするしかなくない?」
「……私って、確かに歌も歌えてダンスも出来るけど、明るくて元気で可愛い?それって何かあるの?」
「え、えぇ……?ほんとに言ってる……?」
なので現マネージャーをしているエディーと交わした最初の会話も、この様にいまいち間の抜けた感じであった。
スピカは今日も満員御礼のステージで、ファンに手を振り元気に駆け抜けていく。
袖にいたエディーには、観客席の端から端までを見渡したスピカの瞳に、きらりと星が輝く瞬間が見えた。
「今日はどうだった?」
一仕事終えたスピカに、ふと出会った頃を思い返していたエディーが聞く。
スピカは一瞬だけ目を丸くしたが、すぐに満開の笑顔で答えた。
「みんな完璧!それに私、明るくて元気で可愛くて、歌も上手くてダンスも出来ちゃうんだから!」
スピカは生まれながらのアイドルではなかった。
自分が気付く、その時までは。