ランドル

一人称:俺
性別:♂


便利屋「ベレーベント」を営む。
人探し、花見の場所取り、探し物、調べ物……etc、法の範囲なら何だって請け負う便利屋さん。
便利屋家業の裏で伝説たちの依頼を受けていることも。
 
ウィッドとは彼が図書館から抜け出し便利屋へ転がり込んでいた所で初めて出会う。暇なら手伝えと仕事をさせたことをきっかけに、だんだんと入り浸られるようになった。
とはいえ走る図書館のような存在のウィッドを重宝しており、なんやかんや一緒に依頼をこなしている。


▼会話する

「俺はランドル。依頼は電話からでも手紙でも何でも大丈夫だ」
「趣味ってほどじゃないがコーヒーや紅茶が好きなんだ。依頼で遠くに出た時には、帰る前に良いものがないか探したりするよ」
「ウィッドはまあ馬鹿っぽい所もあるが、あれなりに一生懸命ではあるんだよな」


■Story
じりりりん。

電話が鳴る

はい便利屋……うん、何だ。ウィッド?居るな。
まあ別にいつものことだし慣れたよ。鍵も渡してるから、早朝から窓を叩かれるよりマシ……
……え?ああ。もう面倒だったから作って渡したんだ。無くした事もなければ壊しもしないし、その辺の管理は案外しっかりしてる辺り司書やってんだなとは思うよ。
 
今?まあ、飯食って、皿洗わせてる。
……別に良いって。お互い様だ。
 
ははは。お前たちが捕まえるのにも苦労するんだから何ともまあ。
でも分からんでも無いかな。本の中の事ならほとんど覚えてるんだろ。確かにそれで司書をするには退屈な気もするし、外の事を知りたいっていうのもさ。
あと図書館にもう少し最近の常識の本が置いてあったらな。
……皮肉?はははは。
 
まあとっとと連れ返りに来てくれ。
昨日に一仕事終えちまって、今日はそんなに依頼も無いんだ。司書疎かにしていい訳でもないだろ。
 
……あーー、そういえばそうだな。
この前の報酬……。
うん。最近飯代もバカにならないんだ、ほとんど二人分作ってるようなもんだから。その分上乗せしてくれるとこっちとしてはありがたいよ。
 
……だから別に良いって。
今すぐ来るならお前の分も用意しようか?ただの有り余りサンドだけど。

はいはい。それじゃあまた後で。

その電話は、どこから鳴るのか

はいもしもしこちら……え。
チラシを見た?読み方はそう、便利屋ベレーベントで合ってる、けど。
 
…………。
 
は?別の世界?作った靴を売って欲しい?
待ってくれ一体何の話をしてるんだ、冗談だったら他所でしてくれないか。
 
……本当、なのか。
飲み込みが早いって、いや飲み込めてはいないけどさ。まあそのくらい分かる。こっちだって伊達に便利屋やってないからな。
 
・・・
 
事情は分かった。
アンタの作った靴を俺たちがこの世界に卸して、取り分をそのまま報酬として受け取って良い、か。
とは言っても、その別の世界とやらの靴をどうやってこっちに持ってくるんだ。その感じだとアンタは来れないんだろう。
別の世界、移動。狭間の駅は知ってるか?……無いか。
うーん、何かアテでもあればいいんだが。
 
こっちに神出鬼没の綿毛が居るかって?
あー、図書館にいる友人が頭抱えてたやつかな。確かに本読みに来てたはずなのに、来訪者履歴に残らないんだってさ。色々噂は聞いてるし、ていうか普通に見かけたり遊んだりしてる奴も居るらしいけど、いつの間にそこに居るとかなんとか。
 
……アリス?届けさせる?
いやいや待ってくれ。本当に何の話なのか分からなくなってきたんだが、本気で言ってるのは確かだよな?
まあ、色々分からないが分かった。
ひとまず俺の方でも諸々と聞いて回らないといけない事があるんだ。もう少し待ってくれないか?
 
あー、確認なんだが俺からそっちに電話はかけられないよな?……そうか、じゃあかけてもらうしかないな。
……深夜三時!?時差まであるのか、いやそれもそうか……?
じゃあ何時でも構わないからとりあえず一週間後にまたかけてもらえるか?聞いた感じだと日付の差は無さそう、だと信じたいが。
それを目安に待つよ。
 
……思ったよりあっさり受け入れただって?
ははは、こっちは便利屋だ。人も世界も問わず、依頼があれば何でもやるさ。やばい事じゃなければだけど。
ああ。それじゃあ、また一週間後に。
 
「……なあウィッド、聞きたい事があるんだが」
「どうしたのランドル」
「例えば別の世界から手に入れた物をこっちの世界の店に卸して売ったりする事は、なんかこう、法に引っかかるとかあるか?」
「頭でも打ったの?」
「頭打ってた方がまだマシだったかもな!」
「痛ぇ!ゲンコツ反対!!」