一人称:あたし
性別:♀
大地の翼
警備隊と郵便局員の二足の草鞋、別名:戦う郵便屋さん。
明るく元気に山々を飛び回り、警備の傍ら手紙配達などもしていることもありとても顔が広い。
街の郵便局で友人が受付をしている。
▼会話する
「フレアよ!警備隊と郵便局員もしているの、よろしくね」
「だいたいはファイと一緒に見回りをしてるわ。ファイが地上から、私が空から。天候はファイが見てくれるから安心よ」
「うーん、アケビってそういえばいつから警備隊に居たっけ……?まあまあ細かい事は別にいっか」
■Story
「(もう付き合っちゃいなよ!)」
その機械から流れる音声は、遠い海の地に居るそのヒトの声で、一方的に流れてくる話の内容にフレアは思わず両手で顔を覆い、指の隙間からエルトフライトの方をチラリと見た。
とはいえ見えるのは背中だけで、機械と向き合ってる彼が今どんな表情をしているかは分からない。
相手は通信機のスイッチが入ったままである事にどうやら気付いていないらしい。恋バナどころか、もはや愛の告白にも近いのではという内容にフレアも動揺を隠せず固まってしまっていた。話の渦中である彼も同じなのか、通信機を見つめたまま固まって動かない。
「(いやいや好感度すごい高いじゃん、ていうかエル手紙にそんな事書くタイプだったの、しかもその手紙海の支店まで持って行ったのあたしーーちょっと情報量ーー!)」
勝手に流れているのを聞いてしまっているのは不可肯定力ではあるのだが、それはそれとして他者の恋愛模様にテンションを上げずにはいられなかった。
そのうち通信機から話し声が途絶え、代わりに別の誰かが「あれ、付けっぱなしだ」と呟いた声と共に音声はぷつりと切れた。
沈黙が訪れてしまった空間に何か反応せねばと、
「や、やー、付けっぱなしなの気付かなかったなんて向こうさんもおっちょこちょいだねーもう」
とフレア言いかけた所で、エルトフライトは「ちょっとゴメン」と言いながら顔を片手で押さえ、部屋をすごい勢いで出て行ってしまった。一人取り残されたフレアはポカンと、小さくなっていくその背中をただただ見送った。
「……わあ、エルのあんな顔初めて見た。激レアかも」
何だか春の予感?と、ときめきとワクワクを隠せず、後からやってきたファイに「そのニヤけ面は何……。」と怪訝な顔をされたのだった。