コモドヴァーチェ

一人称:私


創世神の分け身の一人。愛称はドーチェ。
世界を旅するはずだったのだが色々あって農場で働いている。
 
産み落とされる際に創造神が調整にやや失敗。情報が欠けに欠けまくり、見事に世間知らずが誕生してしまった。
分身であっても一人の生き物として生きて欲しいと願われているため、ドーチェから創造神への交信は基本的に出来ないようになっている。ドーチェからはうっすら気配を感じている程度らしい。


▼会話する

「コモドヴァーチェです。ドーチェと呼んでください」
「いや、本当は世界を旅しこの目で見るはずだったんです。いつの間にこんなことに……」
「ドーチェは農場の皆がそう呼び始めたので、それが定着してしまったような感じです。気に入っていますよ」


■Story

得意技、岩砕き

ばきんばきんと、得意の技で農場のそこらかしこに細かく積み上げられてる瓦礫や岩や何かの残骸を粉になるまで砕いていく。土を耕すことは未だ加減が苦手だが、ドーチェが鍬一本で何かを砕く術はピカイチだ。
 
「……街もそうでしたが、どうしてこの辺りは古い瓦礫や残骸等が多いのですか?」
 
ドーチェは三人に聞いた。
 
「大昔にあった争いの名残だって。よくは知らないけど」
「ここも初めはあ、もっとただの荒地だったよねえ」
「街だって綺麗になった方よ。あと昔は街自体もうちょっと小さかったかしら」
 
三人は口々にそう言った。
何かと騒がしい彼女たちだが、荒地を一から今目の前に広がる大農場にまでにするにあたって、彼女たちは一体どれだけ努力をしたのだろうか。
ドーチェが思案していると、「余計なことは気にしないでとっとと手を動かす!」とソラがぴしゃりと言い放った。
 
「でも、こんなにこの辺の瓦礫類がまとめて片付くなんて思ってなかったかしら」
「街の方も今度行ってあげたら、喜ぶと思うよお」
「お安い御用です、任せてください」
 
それは明暗だとソラも笑う。
そうして、何か模様か文字のようなものが残る何かも、振り下ろされた鍬によってばきんばきんと砕かれ粉になった。