
一人称:私
性別:♀
古書堂の従業員でモルヴェルーカの奏者。
本の整理や棚のジャンル分け、読書などして過ごしている傍ら奏者としても楽器を奏でる。
古書堂の隅に作られた読書スペースが定位置。だいたいそこから動かないのでアヤフジ専用状態になっている。
他者とのコミュニケーションあまり得意では無く、接客はほとんどしていない。
お客が来る時間帯は読書スペースでそっと本で顔を隠しながら過ごしている。
実は霊感が非常に強いため、彷徨う魂を引き寄せやすい体質。
▼会話する
「!?……アヤフジ、です」
「え、あ……ほ、本!本いっぱいあるので、自由に、見ていってくださいそれでは!」
「……ヴェルカとは、ここで一緒に住んでて、本のこと見たり楽器したり、その……それでは〜……」
■story
隙間から覗く
古書堂の隅にある読書スペースで、いつものように座って静かに本を読む。
「古本のお姉さーん!昔の魔法の本とか無い?」
「昔のって……。あんた達呪術とか占いとか星詠みとか、そういうの分かんないでしょ」
「ちょっと待ってよアレキサンダ。えっと、オレたち手品の参考に出来るような本が欲しくて、昔のそういうものからヒントが見つからないかなって」
「何か良いのあったら教えて!」
ヴェルカは手品師見習いの少年たちに所望の本をせがまれている。悪態も吐きつつ読んでいた本を閉じて腰を上げるのも、いつものこと。
「ちょっとは自分で探しなさいよ、まったく……」
口ではそう言いつつも、二人では届かない高い場所にある本を手に取っては彼らに渡していく様子がチラリと見えた。
思わず頬が緩む。
読んでいた本をもう少し上にあげて、気付かれないように顔を隠した。
本を読んでいるうちにどれくらいか時間が経って。
ありがとう!と元気な少年たちの声と、カランカランと扉のベルの音と、彼らが外へ駆けていく足音が響く。
やり取りは無事に終えたのだろうか。
「ほら、貰ったわよ」
「え、あ、はい!?」
声に驚いて顔をあげると、彼女は何かの券を少し強引に渡してきた。
券には『Ruis Magic Show. 蹴鞠スト・スズカゼと夢のコラボレーション!』と書かれている。
「本の代金。釣り合えば何だって構わないもの」
「これは、チケットですか?」
「そうよ、ルイズのやつ。あんたも行くでしょ?」
それは暗に、一緒に行くわよと言われていることは明白で。
「……ちょっと、何よその顔は」
「いえ、とても楽しみです!」
頬が緩んだ。
※デザイン原案友人より